始めて子供が生まれたママならきっと共感してくれるかも♪

「寿退社」がまだ残っていた時代のことです。今から15年も前の話です。私は当時では珍しく、結婚後も会社を辞めずに働いていました。日本全国を走り回る営業ウーマンでした。男性社員のアシスタント的存在が多かった女性が多い中、とても珍しい存在だったと思います。部署は違いますが、職場結婚をした私たち夫婦。結婚して、1年が過ぎた頃相変わらず忙しく、バタバタと走り回って働いていた私。突然、下腹部にとてつもない痛みを感じ、トイレに駆け込みました。

すると、少量ですが、出血していました。今までそのような経験をしたことがなかったので、夜間救急で産婦人科へ駆け込みました。

妊娠3か月。

切迫流産の疑いがあるとのことで、緊急入院となりました。妊娠を待ち望んていた私たち夫婦に、嬉しさと不安が一気に押し寄せてきました。抱えている仕事も途中のままの緊急入院。誰かに引き継げるわけもなく、入院していても、お腹の中の子供のことと、仕事のことが頭の中を駆け巡っていました。入院中は上司や同僚がお見舞いに来てくれ、「仕事のことは気にするな。」と温かい言葉をくれました。2か月後やっと退院することができました。

安定期に入ったので、会社にも復帰することになりました。復帰した職場では、すでに私の居場所はありませんでした。私の仕事は、急きょ受け入れた派遣社員さんがしていました。私は、その派遣社員さんのアシスタントということになっていたのです。ショックでした。今まで正社員として必死に頑張ってきたのに。私は男性上司に元の職に戻してくれるように懇願しました。

すると、「体調が心配だから。」の一点張り。それでも、与えられた仕事を精一杯こなそうと頑張っていました。9か月目に入り、いよいよ産休が近くなってきた頃、後輩の女性社員が私にこう言ったんです。「妊娠してれば、何でも許されるっていいですよね。仕事だって全部独身の私たちにまわってくるんだから。私は結婚したら会社を辞めますから。」と。「女の敵は女」働く女性を応援してくれるのは女性ではないのです。男性でもないのです。後輩たちのために、働く女性の見本になるようにと頑張ってきたつもりが、真逆だったなんて。その後産休は取らずに、退職をしました。後悔はしていません。

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