始めて子供が生まれたママならきっと共感してくれるかも♪

女性の敵は女性?

第一子を妊娠している時の話です。

私は小児科医として働いていましたから、赤ちゃんを見る、接する、ということにはとても慣れていました。が、やはり自分自身が妊娠するというのは全くの別世界。色々と不安やしんどさがあり、当時関係のよかった姑や小姑にもよく相談をしていました。

最初はとても親切で、皆で一緒に新しい家族を迎える幸福感に浸っていましたが、徐々にそれがしんどいものへを変わってきました。

原因は姑と小姑の「経験者は語る」という姿勢。もちろん経験者の意見は参考になります。でも、妊娠出産は千差万別。自分がこうだから相手もこうとは限らないものですが、私が何を言っても否定される、ということが日に日に酷くなっていきました。

最初はつわりから。私はそれほど重くはなかったものの、姑・小姑よりは酷かったようで、そのしんどさが理解できない二人は

「まだ気持ち悪いなんて言ってるの?えー」

と非常に不満気。ただでさえ気分が悪く、しんどい思いをしてわざわざ親戚の集まりをしたのにも関わらず、その心無い言葉、、しんどさも倍増です。

次が子供の3Dのエコー写真を見せた際。仕事柄何度も見たことがあったものの、わが子となると格別。思わず持ち歩いて、会う親戚会う親戚に見せたものでした。そこで小姑が発した言葉は「えー。私は可愛いとは思わないな。本当にかわいいと思えるのは生まれて人間らしくなってきたからだよ」と。事あるごとにこちらの幸せに水を差す小姑に徐々に嫌気が差してきたものです。

そして最終的にもうだめだ、と感じたのが、逆子のために帝王切開が決まり不安がっている私に発した二人の言葉。

「帝王切開なんて楽なお産。堪え性のない子が生まれるんじゃないか。」

「おなかを切るのが怖い?帝王切開なんてちょっと切るだけでしょう。」

と。帝王切開は合併症も当然起こりうる列記として手術。自然分娩よりは母体への負担もリスクも大きい手術。妊婦である私自身、帝王切開になってしまったショック、自然分娩ができないことへの悲しみ、手術を受けることへの不安、、、と押しつぶされそうな思いで最後のときを過ごしていたところへ、配慮のない心無い言葉を吐く二人、にとうとう私も堪忍袋の緒が切れてしまいました。当然夫も出産は良くわからない人でしたから、帝王切開がどんなものか、がわからない。自分の母と姉がそういえばそういうものなのか、と感じたでしょうし、私の気持ちを配慮してくれることもありませんでしたので、そういったことも余計に響いたのかもしれません。

当初は姑も小姑も手術当日に産院に来る予定でしたが、小姑は断り(と言っても小姑自身幼子を抱えていたため、という名目でしたが)、姑に関しても夫がきちんと対応するよう、術後はどういう状況かわからないため、何かあるようなら夫と実母の二人だけで病室にいてほしい、ということを伝え、手術に臨みました。本当は姑にも遠慮していただきたく、それとなく夫に「帝王切開をした友人が、当日は本当に辛くて夫と実の母以外には会いたくなかった、と言っていた」と遠まわしに伝えたのですが伝わらず、、、。

手術当日も実の母よりもずいぶん前に来たため、オペ着にめがね、点滴を引きずっている私はなんだか恥ずかしい思いをしましたし、術後も麻酔や鎮静が切れかけてしんどいなか、大声であれこれ話しかけてくるのが本当にしんどく、痛みだけでも大変なのに休むことも出来ない辛さで、一人の子の母となった喜びを噛み締めることもできずに過ごしていました。結局退院前には新生児室に駆け込んで泣いてしまうほどの暴言もあり、幸せの絶頂となるはずだった一人目の妊娠・出産生活が非常に辛いものへと変わってしまいました。

それから何年もたった今となってはもうあまり何とも思いませんが、それから関係がそれなりに修復し、行き来するようになるのに何年もかかり、今でも第一子の妊娠出産関連の話は暗黙の了解でタブーとなっている状態です。

妊娠中の女性は感情の起伏が普段よりも激しくなりやすいものですし、近しい親族であればあるほど、気をつけて接していかなければいけない、ということを学んだ一件でもありました。

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